沖縄の冬は、一般的には穏やかな気候が特徴ですが、それだけでなく季節ならではの楽しみも豊富です。
様々なアクティビティや観光スポットが冬季限定で提供され、例えばホエールウォッチングや冬のダイビングといった魅力あるツアーが楽しめます。
また、冬の海は透明度が高く、エメラルドグリーンやコバルトブルーなどの美しい色調が広がり、真っ白な砂浜とのコントラストが魅力的です。
このブログでは、冬の沖縄の魅力を探り、おすすめの観光スポットやアクティビティについてご紹介します。
冬ならではの沖縄の魅力を知り、冷えた季節に温かい思い出を作りましょう。
先出しまとめ
- 冬の沖縄の海は、噂に違わず「きれい」です
- 理由は台風などで大雨が降らないから。雨がやまの土砂や赤土を削って海に流すため濁ります。
- 忘れてはいけない冬の季節風、北風。
- 冬は北風の日が多く、真栄田岬の青の洞窟に入れる日は多くありません。
- そんな冬でも穏やかな海況になっていて、楽しめるビーチポイントを3つ紹介
- 本部、ゴリラチョップ
- 北谷、砂辺海岸(宮城海岸)
- 金武、レッドビーチ
- 上からおすすめ順です。
- ボートで沖に出てスノーケリングするのはけっこう寒いです。行き帰りの道中のボートの上が寒いです(ボートのスタイルによります。クルーザータイプなら心配無用)。
- 個人的お勧めはゴリラチョップでのスノーケリング一択。
- 海以外で楽しみたい人は、スピッツのやってるター滝リバートレッキングもお勧め
冬の沖縄での海の美しさ
冬の沖縄はその透明な海が特に魅力的です。
寒冷期にも関わらず、本土に比べると水温は比較的暖かいです。
美ら海水族館を含む沖縄の観光スポットやビーチでは、エメラルドグリーンやコバルトブルーなど、パープルな色合いの海を眺めることができます。
さらに、沖縄本島周辺の海ではサンゴ礁が完全復活を遂げており、ダイビングやシュノーケリングを通年楽しめる楽園とも言えるでしょう。冬の透明な海、そして多様な海中生物が、訪れる海好きを魅了してやみません。
冷え込む季節にも配慮せず、沖縄の冬の海は温かな思い出と美しい風景を提供してくれます。
沖縄の冬の海の特徴は?
夏よりも冬がきれいってどーいうこと?
沖縄の海はいつもきれいです。だけど濁ってしまうことが多々あります。
その原因は…
- 雨
- 台風
- 工事
です。
つまり雨が降ると山の土砂、赤土が海に流れ込み、海が汚れる、濁る
というサイクルになります。
冬の沖縄の海が透明度高いのは、台風などによる大雨が少ないからです。
2月は雨が多いですが、シトシト続く長雨って印象で、
台風時のようなドカ雨ではないので、海の透明度にさほど影響は与えません
冬の沖縄、海がキレイは本当なんです!!
冬の沖縄、海で泳ぐならここ!
冬の沖縄は穏やかな気候であり、様々なアクティビティやスポットが助かります。
冬の海がきれいかどうか気になっている人はやっぱり泳ぎたいのだろうと推測しますので、
冬でも比較的穏やかな海況であることが多いビーチを3つご紹介。
1. シュノーケリング
透明度の高い海で、冬でもシュノーケリングやダイビングが楽しめます。特に青の洞窟……ではなく、ゴリラチョップでのシュノーケリングはおすすめです。
青の洞窟の方が有名じゃん、なんで青の洞窟じゃないの?
冬の沖縄では、季節風の北風が吹くので波が高いことが多く、真栄田岬の青の洞窟に行ける機会は激減します。
ゴリラチョップ
そしてそんな北風のときにこそ穏やかになるとっておきのポイントが本部のゴリラチョップです。
こんな感じに、
ゴリラがチョップしている形の岩がビーチにあるのが名前の所以だよ
こちらの動画内で紹介されていますように、たくさんの美点がありますが、私のおすすめポイントは6つ。
- 無料駐車場が大きい
- 有料コインシャワー、更衣室、トイレなど設備が充実
- 海までは階段を降りるだけなのでとても楽ちん
- 階段のところから顔をつけて少し泳ぐだけでサンゴも魚もいっぱい見られる
- 階段以外に砂浜もあり、そこからもエントリーできる → 砂浜があるので泳げない子どもたちも砂遊びして遊べる。貝殻拾いもできたりする。
- 人が多いので初心者さんでも安心 → わからないことはすぐに人に聞ける
デメリット……ってないけれど、無理やり考えた
- 施設のシャワー、お湯が出ないです ⇒ これはかなりのマイナスポイントですね……、なんとかしてほしいものです
- 深い場所に素潜りしようと思ったらかなり沖に泳がないと深くならない → 多くのエリアは水深10M以下
- 混むときは、むっちゃ混むので車が停められなくなっちゃう → 北風の強い日に泳ぐ予定の方は朝から行きましょう
考えに考えて、これぐらいです。
本当に冬の海遊びポイントとしてお勧め
2023/11/19画像
11/19にちょうどゴリラチョップでダイビングする仕事があったので、撮ってきました。
夏にビーチじゃなくて、ボートに乗って遠出するスノーケリングツアーに参加したことあるよ。
楽しかったー。冬はどうなの?
乗るボートのタイプによって分かれます。
クルーザータイプで移動中は船室に隠れられるタイプなら寒くないですが、
漁船タイプだとスノーケリング後、濡れた体に寒風を浴びながら帰港せねばならず、それが寒いです。
そこだけ?
なら楽しみのほうが勝っちゃう……
いや、でも本当に寒いよ。
濡れた体に北風+ボートの向かい風受けて帰港するとき、大人でも泣きそうになるもん……
砂辺海岸
北西の風には弱いんですが、北風なら砂辺海岸でも泳げます。
堤防沿いに駐車スペースがあります。
砂辺海岸でスノーケリングしている動画もたくさんありましたが、この動画が全体の雰囲気をよく出していました。
砂辺海岸の特徴は4つ、
- 沖縄中部なので、交通の便が良い → アメリカンビレッジのすぐ近くです。沖縄そばの有名店「浜屋そば」もすぐ近く
- トイレはある → シャワーがないです。「ちゅらー湯」があるので温泉に入るつもりで立案するのもアリ
- アメリカンビレッジのすぐ近くにこんなにサンゴがあるの? 魚もこんなに多いの? とびっくりできる
- 波が高いときはサーフィンのポイントにもなっているので、そんな時は泳げません
ちゅらー湯
沖縄県北谷町にあるTerme VILLAちゅらーゆという温泉施設のことを指します。施設には源泉掛け流しの天然温泉露天風呂や内風呂、天然温泉ヒーリングプール、多目的プール、浅瀬があります。ちゅらーゆは沖縄で初めての天然温泉によるヒーリングプールがあることで知られ、幅広い世代に人気があります。営業時間は7:00~23:00で、最終入館は22:00まで。料金はリンク先参照
金武レッドビーチ
アメリカ軍の桟橋が設けられていてレッドビーチと称されている名がそのまま呼び名になっています。
ここのビーチは北風にとんでもなく強いので、
恩納村のホテルから見える海がとんでもなく荒れていても、
ここはびっくりするぐらい穏やかです
いいじゃん!!
ここをもっと紹介しなよ!!
ただ……
透明度が……
青丸の大きい湾の中にさらに小さい金武湾があり、
そこにあるビーチのひとつが今回のレッドビーチです。
他にブルービーチもあるし、原子力潜水艦が立ち寄ることで有名になったホワイトビーチというのも別のエリアにあります。
アメリカ軍はビーチに色の付いた名称をつけて呼んでいるんだね
下のマップがレッドビーチを上から見たグーグルマップです。
さらに拡大したものです。
赤丸1番の赤系色が塗られているところは駐車を推奨していないエリアです。
できるならここには停めないようにしていただきたい。
その昔、ここに車が集中しすぎてレットビーチは遊泳不可になってしまいました。
赤丸2番、もしくは3番を使ってください。無料ですから。
レッドビーチは古い建物ですが、お湯シャワーも浴びれます。
きれいなトイレじゃないんだけれど、
ポイント周辺にトイレはないし、
温かいシャワーが浴びれるのも本当にありがたい
水中はどうかというと、
下の写真の黄緑色の円内でサンゴが見られます。
ただ……ここに注いでいる川もあるため、どうしても泥が入り込んでくる。
サンゴ以外の岩肌は泥をかぶっています。
なので、全体的に暗い印象を与えます。
水底に泥が溜まっているので、透明度は良くならないです。
ただ北風にはめっぽう強いビーチなので、泳ぎに行く人はそのつもりで行ってください。
北風に強いビーチのまとめ
きれいな冬の沖縄の海で遊ぶために考慮するのは「6つ」
- ボートで遠出するより、北風でも穏やかなビーチで遊ぶ方がお勧め
- 北風に強いビーチで施設が整っているのは、ゴリラチョップぐらい
- 北谷砂辺海岸、施設は整っていませんが、北風に強いです。アメリカンビレッジ、浜屋そば、ちゅらー湯に近いことでお得感アップ。水中もきれいです。
- 金武レッドビーチ、施設はありますが古いです。透明度もたいてい悪いです。サンゴも少しだけあります。
- お勧めは、1. ゴリラチョップ、2. 北谷砂辺海岸、3. 金武レッドビーチ
- 1.5リットルのペットボトルに50度ぐらいのお湯を入れてクーラーボックスに保管して車に積み込んでおくと、海から上がった後、お湯をかぶれます。どうしてもお湯を頭からかぶりたい人はこの方法で暖をとってください
冬の海は眺めるものとしてもアリ
どうしても海に入りたい。
海に入るために沖縄に来たんだ!!
という人もいれば、
別に冬は海に入らなくても全然OKという人もいるでしょう。
海をただ眺めていても癒やされる感じしますからね。
冬のドライブ
海がきれいに見える道路をドライブしたり、
見晴らしの良いお店でランチするのも冬にはアリなんじゃないでしょうか?
海を見ながら……
飲みながら……、食べながら……
きれいな冬の海を見るのも大人の沖縄旅ですね。
花人逢
昔からの有名店。本部の山の開けた場所にある古民家一軒家がピザ屋さんになってます。
ここからの東シナ海を眺める風景がとてもきれいです。
いつも混んでいて、私が行ったのはもう15年以上前で写真も残っていません。
行こうとしても、けっこう混雑していていつも入れなかったりする本当の人気店です。
ベンジャミンバーガー
ハンバーガー屋さんです。
海のすぐ近くに立地していますが、店内からはあまり海は見えません。
でも、テイクアウトしてすぐ近くの海で食べるのもお勧め。
Pizzeria Bar Ariccia
安くて美味しいピザ屋さん。北谷の海の向かい側に位置しているので、テイクアウトしてテラス席で食べるのもあり。
都会の海も気持ちいいです。
星野リゾート バンタカフェ
有名ホテルグループ、ホシノリゾートのホテル内にあるカフェ。
公式サイトを見ているだけで気持ちよさそうな空間です。
行った人に聞くと、みんなおすすめしてくるので、ぜひ今度私も行ってみよう。
はい。私、まだ行ってません。でも載せちゃう。
それぐらい信頼できる人からのおすすめがあったので。
カフェくるくま
昔のブログに書いていたのを見つけた。
2007/2/9の記事でした。
ここもまた行ってみたいけれど、恩納村に住んでいると南部は遠いのよね。
見晴らしが良かったのはとても覚えているんだけれど……。
浜辺の茶屋
ここも、先の「カフェくるくま」に行ったときに行ったはず。
だからはるか昔の記憶しかない。
昔から有名なお店です。
行ってみて、本当に海のすぐ近くに建っててびっくりした記憶があります。
台風が来た時の満潮時とかどうなるんだろう? って心配したことも覚えています。
冬は趣を変えてみるのもアリ
ネイチャーツアー
亜熱帯の自然を満喫できるネイチャーツアーも冬におすすめです。
ター滝リバートレッキングツアー
私の主催しているター滝リバートレッキングツアーも冬に向いています。
私のおすすめポイントは6つ
- 北風の山陰が多い → 山で北風が遮られてそんなに寒くありません
- 川遊びは陸での遊び → ウエットスーツ着用なのにずっーと水に入っているわけではないので寒さを調節できる
- 貸切ター滝多し → 冬はショップツアー以外の人はウエットスーツ着ていないので滝で遊ぶのは無理、滝まで来ても遠くで見ているだけです
- 波もないのでほぼ毎日開催OK → 海じゃないので波の高さに左右されないからいつでも開催可能
- 日本国内のジャングルを体験できる
- 大自然ど真ん中、地球を体感できる
デメリットは、
- 川の水が冷たい → 沖縄の山には雪解け水がないので本土のそれに比べると冷たくないですが、最初は皆さん「冷たい」と叫びます
- ター滝駐車場のシャワーが有料水シャワーのみ。お湯が出ません → 冬に滝に入って遊ぶ人は想定されていませんのでお湯シャワーは設けられていません。 → だけど、淡水なので潮でベトベトになったりしません。むしろサラサラ……
- 未就学児にはぴったりなウエットスーツがないことが多いので、この季節には向いていない → ウエットスーツは身長110cm以上からしか準備されていません。靴は14cm以上からです
- 大雨のときは開催不可 → 川遊びは増水すると無理です。自然相手なので逆らわずにツアーは中止になります
詳しく知りたい人は下の記事を読んでくださいね。
濡れない海、ホエールウオッチング
冬の短い期間だけ沖縄の海にはザトウクジラが回遊してきます。
防寒着着込んで、クジラを見に出かけましょう。
ホエールウオッチングの良いところは4つ、
- 自分の体よりも大きな生き物に出会えるレアな体験ができる → 今まで自分よりも大きな生き物で人間以外に出会ったことありますか? かなりビビる経験になるはず
- 自分のちっぽけさに素直になれる → 悩んでいる人には立ち直りのきっかけになるかも?
- 体は濡れないので寒くない
- 寒くなったら船室に避難できる
デメリットは、
- 自然相手なので、いつもクジラに出会える保証はない → 船長さんはいつも頑張って探していますけれどね。
- クジラが出ても、遠くにちょこっと見えるだけの場合もある → 自然のものなので、毎回接近してくれるとは限りません
- 子供はすぐ飽きるので、子供連れの家族にはあまり向いていない → クジラを探している間はただただ退屈です
- 波に揺られるので揺れに弱い人は船酔いしちゃう → 対策としては酔い止薬の服用。
お勧めのお店は仲良しさん、あしびーブルーです。
まとめ
- 冬の沖縄の海は、噂に違わず「きれい」です
- 理由は台風などで大雨が降らないから。雨がやまの土砂や赤土を削って海に流すため濁ります。
- 忘れてはいけない冬の季節風、北風。
- 冬は北風の日が多く、真栄田岬の青の洞窟に入れる日は多くありません。
- そんな冬でも穏やかな海況になっていて、楽しめるビーチポイントを3つ紹介
- 本部、ゴリラチョップ
- 北谷、砂辺海岸(宮城海岸)
- 金武、レッドビーチ
- 上からおすすめ順です。
- ボートで沖に出てスノーケリングするのはけっこう寒いです。行き帰りの道中のボートの上が寒いです(ボートのスタイルによります。クルーザータイプなら心配無用)。
- 個人的お勧めはゴリラチョップでのスノーケリング一択。
- 海以外で楽しみたい人は、スピッツのやってるター滝リバートレッキングもお勧め